サンワイズの工場・クリーンルーム・建築用建具に使われるアルミ形材のほか、パネル工事周辺部材、R巾木等のアルミ形材には、アルマイト処理が施されています。アルマイト処理とは、アルミに陽極酸化皮膜処理をすることで、アルミ形材の耐食性を高めるための処理です。この皮膜に、さらに銀の超微粒子を均等に混入させることで、優れた抗菌効果を発揮するものもあります。これが抗菌アルマイト処理です。
サンワイズのアルミ形材のうち、アルミR巾木シリーズは、50R(F)-150ALをのぞく全ての定尺品が、この抗菌アルマイト処理品となっています。役物は抗菌剤を練りこんだ樹脂成形品に抗菌剤入り塗料を塗装した入隅と出隅や、抗菌アルマイト仕様の切断品となっており、抗菌仕様のR巾木としてご利用いただけます(SUS塞ぎ板を使用する場合を除く)。
抗菌効果の例((財)日本食品分析センターでの試験データ)
菌の種類 | 抗菌アルマイト (R巾木定尺品) |
抗菌樹脂+抗菌塗装 (50R-55AL用役物) |
|
黄色ぶどう球菌 | 試験開始時の生菌数(/c㎡) | 1.5×104 ※1 | 1.5×104 ※5 |
24時間後の生菌数(/c㎡) | <0.63 ※2 | <0.63 ※6 | |
抗菌活性値 ※ | >4.0 | >2.8 | |
大腸菌 | 試験開始時の生菌数(/c㎡) | 1.1×104 ※3 | 9.6×103 ※7 |
24時間後の生菌数(/c㎡) | 25 ※4 | <0.63 ※8 | |
抗菌活性値 ※ | >3.2 | >4.3 |
※ 抗菌効果:2.0以上
※1
抗菌アルマイト-黄色ぶどう球菌-試験開始時※2
抗菌アルマイト-黄色ぶどう球菌-24時間後※3
抗菌アルマイト-大腸菌-試験開始時※4
抗菌アルマイト-大腸菌-24時間後※5
抗菌樹脂+塗装-黄色ぶどう球菌-試験開始時※6
抗菌樹脂+塗装-黄色ぶどう球菌-24時間後※7
抗菌樹脂+塗装-大腸菌-試験開始時※8
抗菌樹脂+塗装-大腸菌-24時間後Q. | 抗菌アルマイト処理に使われる銀の超微粒子とはどんなものですか? |
A. | 酸化チタンを核に、無害で抗菌効果の高い銀をゾル・ゲル法で付着させたもので、大きさは0.01ミクロン程度です。 |
Q. | 抗菌アルマイトの抗菌効果はどれくらい持続しますか? |
A. | アルマイト皮膜が剥がれない限り、抗菌効果は半永久的に持続します。 |
Q. | 役物以外のR巾木は抗菌仕様としてはどうなのですか? |
A. | 50R(F)-150ALを除き、アルミR巾木の定尺品は抗菌アルマイト処理されたものが標準品です。 樹脂射出成型品は一部を除き、抗菌剤混練になっています。端部のSUS塞ぎ板は、現在のところ抗菌仕様とはなっておりません。 |