SR(スライドドア) WSR(ダブルスライドドア) SK(スライド框ドア) WSK(ダブルスライド框ドア)
大型のドアと言えば、製作強度の問題から、多くの現場で鉄製のドアが使われています。
鉄製のドアは、一般的に内部には力骨として鉄骨を何本か入れ、外板は1.6mm厚程度の鋼板を使っているため非常に重く、開閉にかなりの力を要します。
特にスライドドアは、ハ ンガードア(吊戸)の場合、この扉の重量に耐えられる吊車を使用するため、吊車の抵抗が大きなものになりがちで、開閉する際には余計に重く感じられます。
また、戸車式や下 部ガイドレール式スライドドアの場合は、下部のレールにゴミなどが付いてしまうと、ドア本体の重量と相まって開閉が大変、なんてことになったりします。
サンワイズのスライドドアの内部はアルミフレームにスチレンボードやペーパーコア、外 板は0.4mmから0.5mm厚程度の薄い鋼板やアルミ板を使用しており、手動ドアであっても軽い力で開閉できるのが大きな特長です。スライド方式はハンガー式で、床にガイドレ ールを必要としない(※1)ので、台車もリフトもスムースに通過できます。製作できるサイズは、スライドドアの場合、片引きで幅3m、両引きなら幅5.9mまで、高さは4m まで可能です(※2)。サンワイズのスライドドアは、頻繁に開閉する機会のある大型の扉が、女性でも容易に開閉することができることを評価していただいています。
スライドドアの重量が軽くなると、手動ドアだけでなく、自動ドアでもお得なことがあり ます。自動ドアメーカーでは一般的に、ドアの重量によってレールやモーターの機種を変えており、ドアの重量が重くなればなるほど、頑丈なレール、強力なモーターを選定する ことになります。ドアの重量が軽くなれば、その分レールやモーターは比較的安価なものを選定できますし、モーターに掛かる負荷も軽減できるので比較的長持ちします。また、モーターに掛かる負荷を軽減させれば、モーターを駆動させるために必要な電力量も抑えられるため、電気代も安くなるというメリットもあるのです。
<上>ダブルスライドドア閉状態
<下>ダブルスライドドア開状態
スライドドアは、開きドアのようにドアを開ける際にドアの前後にデッドスペースができないため、台車等での荷物運搬時の通行のしやすさや、ドアを開けるときの安全面にメリ ットがある半面、ドアと同じ大きさだけ引き代を必要とする、つまりドアの大きさの分だ け引き代がデッドスペースになってしまうというデメリットもあります。
そんなにスペースが取れないけど、大きな幅の開口は欲しい・・・。
そんなときは、2連引きのダブルス ライドドアや、3連引きのトリプルスライドドア(※3)にするという方法もあります。
例えばダブルスライドドアの場合、大きな開口であっても、引き代は開口寸法のおよそ2 分の1で済むので、スペースを有効に活用することが可能なのです。
しかも、サンワイズ のダブルスライドドアなら床面のレールも不要、台車の通過もスムースです。
大型ダブルスライドドア
サンワイズのスライドドアは、①大型で軽量のドアが製作できる。
②さらに引き代を抑える 2連引きダブルスライドドアや3連引きトリプルスライドドアのレールを活用するという方法で、軽量で大型のスライドドアを実現します。
※1 ガイドレールは必要としませんが、扉の両端部の床面にはガイドブロックが付きます。
ただしこのガイドブロックは、有効開口部分に干渉する物ではありません。
※2 各扉の製作許容範囲は、各商品の商品案内ページに記載してあります。
製作許容範囲を 超えるドアも、条件によっては製作が可能な場合もあります。
詳しくは営業担当者までお問い合わせください。
※3 トリプルスライドドアは特注品となり、社内審査が必要となります。
使用場所の条件等 によってはお受けできない場合もありますので、必ず事前に営業担当にご確認ください。